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執筆者の写真久保 瑞穂

マンマカフェからの贈り物



こんにちは。筑波大学 芸術専門学群の久保 瑞穂です。よろしくお願いします。田園風景のゆっくりした場所に、ドライフルーツとお茶やフレッシュジュースがいただける、かわいくて、白い三角屋根のカフェ「マンマカフェ」を発見しました。

名前はマンマカフェ。そのまんま、という意味だそうです。こどもという意味も、おまんまという意味もあるそうです。

そして何より、母ごころっていう想いもあるそうです。

なんだかあったかそうで、ほっくりする素敵な名前ですね。

 屋根に米の字がランドマークです。とっても見つけやすいです。カフェの前にデッキがあり、ゆるやかな田園風景を眺めながらホットハニーレモネードやハニージンジャーはいかがでしょう。

お店の中に入ると、小さな宝箱のような店内に、みずみずしい果実がぎゅっと濃縮されたドライフルーツがお行儀よく並んでいました。

「すべて真面目な真面目な農家さんから取り寄せた果物ばかりです。」とご紹介してくださいました。減農薬で、厳選された茨城県りんご、巨峰、メロンやフルーツトマト、キュウイ、イチゴ、ミカンなどのドライフルーツ。


 お砂糖が使っていないのに、とても甘い、素材の味が生かされているのは、どうしてでしょう?

「農家さんの腕が素晴らしいんです。」と笑顔で話されるのは、田野島 万寿美さんです。この会社を設立された野菜ソムリエの田野島 万由子さんのお母様です。

 農家さんから届いた果物を丁寧にカットし、乾燥から仕上げまですべて手作業で一つ一つなさいます。

 

 ジャムもいちごや巨峰、筑波山名産の福来みかんなどをお鍋でコトコト、優しく煮詰めてほどよい甘さに仕上げます。

「福来みかんは、種が多いのですが、ひとつひとつ丁寧に取り分けて、細かく刻んでいきます。」

 娘の万由子さんはしばらく大腸炎でお身体を崩されたそうです。そのとき、母の万寿美さんが無農薬で丹精込めて作った畑から取れたいろんなお野菜を、ことこと、とろとろになるまで煮込んだお母さん手作り「あるものスープ」を食べていたら半年で治ってしまったそうです。


「あるものスープ」レシピをお聞きしました。

(材料)

キャベツ、にんじん、とまと、ピーマンなど、その季節にあるお野菜

だしこぶ、塩ほんの一つまみ 水

(作り方)

細かくお野菜を刻んで、昆布をいれ、ひたひたに水をいれて、コトコト煮る。

仕上げに塩少々。



「トマトを入れるととても味がいいんです。」

早速、家で作ってみて、マンマカフェのフルーツトマトをそのまんまスープに浮かべてみました。

夏のトマトの味が凝縮して口の中に広がり、ひと夏の日差しまで閉じ込めたかのような贅沢な味になりました。

 回復された娘の万由子さんは、いかに食が大切かということを伝えたいと野菜ソムリエの資格を取得され、プロの目線で生活者に還元できたら、という思いで、今は講演会やNHKからの取材を受けられたり、地域の皆様を招いて、「だし教室」、お漬物のプロを招いての

「ぬか漬け講習会」などに力を注いでいらっしゃいます。

母と娘の食を通じての温かい繋がり。飾らないけど、ぎゅっと詰まった愛情。

それが、そのまんまドライフルーツに込められたかのようです。

マンマカフェの綺麗に薄く切られたオレンジをかざしたら、ステンドグラスのように美しかったです。

まるで、田野島さん親子の宝石箱のようでした。

母が娘の健康をこころから願い、その思いを受け止めて、娘が次世代に発信していく、こころのリレー。



娘の万由子さんは、「今は人生百年、その人生を食と運動を通じて健康に生きてもらいたいです。人生をエンジョイしてもらいたいです。」とお話してくださいました。

こんなお母さんと娘のつながりって素敵だなあ、って思いました。

サイクリングがてら、どうぞお立ち寄りください。



マンマカフェ/manma cafe

茨城県産・無添加ドライフルーツ専門店・つくば

9:00開店

電話 080-4891-0298

URL: https//manma-tsukuba.com/

つくば マンマカフェ で検索すると、ルートが検索できます。


〒3050017 茨城県つくば市横町368-4


営業時間

月: 9時00分~12時00分

火: 9時00分~12時00分

水: 9時00分~12時00分

木: 9時00分~12時00分

金: 9時00分~12時00分

土: 定休日

日: 定休

現在マンマカフェの社長は川谷 響さんです。川谷 響さんの御活躍は、マンマビレッジの記事で取り上げる予定です。



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