歩いて発見!吉沼の魅力〜サイクリング編〜
こんにちは。芸術専門学群2年の熊田晴です。
「歩いて発見!吉沼の魅力」ということなのですが、私は自転車で吉沼をめぐってみました。
吉沼行きのバスは研究学園駅又は万博記念公園駅から出ていますが、つくばセンターからのバスはありません。中心市街地だけでなく、町の周囲の景観が美しい吉沼の魅力を発見するのに自転車で巡ってみるのもおすすめです。
こちらは吉沼周辺で広くみることのできる景色です。筑波山をバックに金色の田んぼがずっと先まで続いてしました。
麦や米の畑を「金色の麦畑」「金色に実った稲穂」と表現することがありますね。正直ちょっと大袈裟だと思っていたのですが、自転車で田んぼの脇を通り抜けると、本当に「金色だ!!」ということに気がつきます。田んぼの匂いがとてもいい匂いなのですが、匂いまで金色な気がしてくるほど、壮大な景色でした。
吉沼周辺では田んぼと同じくらい芝生畑が広がっています。車のような自動の芝刈り機に乗った農家さんをよく目にしました。芝生畑を見ることはなかなかないので、初めは何をしている土地かわかりませんでしたが、吉沼で出会ったおばあちゃんが教えてくれました。最近では芝生畑から白菜畑にする農家さんも増えているそうです。
つくば大学付近から吉沼へ向かう際、「ここから吉沼だ!」という目印になるのはこちらの
遍照院です。
ここには室町時代に作られた石造六角地蔵宝幢が納められています。
これはつくば市指定工芸品だそうです。
この六角地蔵宝幢は六角形の宝幢(石造の六角柱)の面にお地蔵様が六つ彫られているものです。これは輪廻転生する民衆を救済するためのものであります。
同じような石造六角地蔵宝幢はつくば山麓周辺に見られております。
周りを竹林で囲まれているため、大通りから目立っていたので、立ち寄りました。行き道では筑波山が右手に大きく見えていました。筑波山とのつながりがあることがわかって、やはり筑波山は昔から地域に住む人々のシンボルであったのだとかんじました。
畑を走っていると、少し先に市街地が見え始めます。ここで、なんとゲリラ豪雨に遭ってしまいました…近くにあった本屋さんで雨宿りをさせていただくことにしました。
こちらが雨宿りさせていただいた十一屋書店さんです。優しげなご夫婦がお店をされていました。親切に「雨宿りしていきなさい」と声をかけていただきました。せっかくでしたので、吉沼のお話を聞くと、吉沼の人口は減ってしまっているそうで、今ではこれまで続いていた農業を辞めてしまう方までいるそうです。
ご高齢ということで、なかなか積極的に町おこしに参加することは難しいとはなしていましたが、隣町の大砂で毎年行われるさつまいも掘りがあり、民家で行われるそのお芋掘りは小さいお子さんも参加する楽しい行事なのだと教えてくださいました。
吉沼について知りたいという渡しに、吉沼の浦里酒造さんを紹介してくださいました。浦里酒造さんが吉沼の活性化に力を入れておられて、イベント事の発起人であると伺いました。
浦里酒造さんへの道まで丁寧に教えてくださいました。暖かい方にお会いできて、雨が降ったこともラッキー!と思いました!
早速十一屋書店の奥さんに教えていただいた浦里酒造さんを訪ねてみることにしました。道の途中に綺麗な日本家屋があり、『霧筑波』の看板が出ているのか目標です。
お店の外にはお酒の樽が積み上げられており、敷居が高そうで緊張しましたが、中に入ると店員さんが親切にお酒について教えてくださいました。実家の親戚のリクエストがあったので、霧筑波を送ることにしたのですが、霧筑波にも種類がたくさんあるのだと知りました。どれを選ぶか全くわからなかったのですが、送る相手の年齢や関係を訪ねてくださって、ピッタリの商品を選んでくださいました。
道の途中で発見したこちらはトラックで販売されている産地直送の野菜屋さんです。吉沼の大きめの道路を通っている時に見かけたのですが、自転車だったので、寄り道してみました。200円ほどで生姜や緑パプリカ、なす、野菜の糠漬けが販売されていました。畑に囲まれた場所での販売で、まさに産地直送だと感じました。自転車で巡ると少し先に見える場所に寄り道することが簡単なので、市街地のみではなく、周辺の畑の中にある民家やお店にも魅力がある吉沼を回るのに自転車を使うことはおすすめです。
吉沼のサイクリングレポーとはいかがだったでしょうか?コロナ禍でなかなか遠出ができないですが、自転車で吉沼までサイクリングおすすめです。お腹も空くので野菜をたっぷり買って帰りましょう。ここにも書ききれない魅力がまだまだある吉沼です。是非訪れてみてください。
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